[甲冑師Lv25] クエスト『優れた甲冑師の義務』

ハ・ナンザ : ブランシュティルとは話せたんだろ？
あいつ、何を言ってきたんだい？
ハ・ナンザ : 「誇りと実力ある甲冑師の選別こそがギルドの使命」だって？

ハ・ナンザ : ふん、変わらないね。
ブランシュティルのやり方じゃ駄目だってことを、
わかってないし、わかろうとしないんだ。
ハ・ナンザ : 技術を共有し、伝承していかないと、技術はすたれてしまう。
それだけは、絶対に避けなければ。
ハ・ナンザ : だから、ギルドで学ぶのは、誰もが習得できる技術、
それが、私の目指すギルドの方針なのさ。
あんたには、その旗手になってほしいと思ってる。
ハ・ナンザ : とはいえ、それを押しつけるわけにはいかない。
ブランシュティルも、あんたを取り込みたいようだしね。
あいつから、あんたへ依頼が来たのが、その証拠さ。
ハ・ナンザ : 「スチールインゴットHQ」1個……
それも最高の品質で作ってよこせとさ。
おまえなら、高品質の素材を使えば可能だろう。

ハ・ナンザ : さあ、依頼の品を完成させて、
「ブランシュティル」に叩きつけてやりな。

ブランシュティル : 我の所に顔を出したということは 「スチールインゴットHQ」1個の用意があるということか。

ブランシュティル : いいだろう……では見せてもらおうではないか。
さあ、中に行こう。

ブランシュティル : フッ……流石と言うべきであろうな。
強度、精度ともに文句はない。
ブランシュティル : 「スチールインゴット」は
甲冑師としては日常的に扱う素材だ。

ブランシュティル : だが、こういう基礎的な素材や部品の品質が、
完成品の品質を左右する。
ゆえに細部の質を上げられぬ者は、どうあがこうと二流どまり。
ブランシュティル : しかし、お前は違う。
まるで見る度に腕を上げる。
技術向上とは、こうあるべきだ！
ブランシュティル : それなのに！　貴様ほどの優秀な職人が
ギルドの未熟者たちの尻拭いにかり出され
自己研鑽の時間も満足に取れぬ現状……
ブランシュティル : それが、歯がゆくてならぬ……。

ブランシュティル : 甲冑師ギルドとは、すべての客の需要に応えねばならぬ。
ゆえに、未熟者はギルドより排除すべきなのだ！
ブランシュティル : ……我は貴様の技量を高く買っている。
貴様は今後の甲冑師を背負って立つ存在だ。

ブランシュティル : ゆえに問う……貴様は本当にこのままでよいのか？
ブランシュティル : あの女と、ギルドという名の凡俗どもに利用され、
才能の輝きを曇らせてしまっていいのか！？
この答えは、今後の貴様の行動で示せ。