クエスト『異邦からの来訪者』

メインクエスト『異邦からの来訪者』の受注

サンクレッド : さてと、盟主さまからの、ありがたいお言葉だが……。
俺は、ここに残るよう仰せつかったよ。
引き続き、クリスタル消失事件を追うように、とね。
サンクレッド : フフルパくんと一緒に、
姿を消したという衛兵の線をあたってみようと思う。
サンクレッド : お前はベスパーベイへと向かってくれ。
現地のアルフィノ様と合流し、彼の手助けをしてほしいそうだ。
よろしく頼むよ。

ベスパーベイのアルフィノと話す

アルフィノ : やぁNeoflow、よく来てくれた。
ベスパーベイ沖に、ひどく損傷した商船が現れ、
そのうちの数名が、この小舟を使って上陸したようだ。
アルフィノ : 目撃者の話では、どうやら上陸した者たちは異邦の民……
それも、東方の辺境都市「ドマ」から来た難民らしい。

アルフィノ : 「ドマ」と言えば、ガレマール帝国支配下の属州だ。
帝国領内からの難民流出となれば、ただ事ではない。
我々も、状況を把握しておくべきだろう。
アルフィノ : 異邦の民は、一路、ウルダハ王宮を目指したという。
我々も、ウルダハの「ロイヤル・プロムナード」へ向かい、
「異邦の民の指導者」を捜してみよう。

ロイヤル・プロムナードで異邦の民の指導者を捜す

バーソロミュー : ここから先は、神聖なるウルダハ王宮である!
ここから先を通すわけにはいかん!
異邦の民の指導者 : そこを何とかできないだろうか!
異邦の民の指導者 : この国の王に、我々の話を聞いていただくだけでよいのだ。
時間を取らせるつもりもない。

バーソロミュー : 何度言われようとも、
素性も明らかではない者を、通すわけにはいかん!
さあ、お引き取りを!

異邦の民の指導者 : ……くっ!

アルフィノ : 君たちは、ベスパーベイに上陸したという異邦の民だな。
揉めていたようだが、いったいどうされたのだ。
異邦の民の指導者 : 王への謁見を願いでたのだが、にべもなく断られてな……。
……何としても、直談判の機会を得ねば!
アルフィノ : 待ちたまえ。
ここは王宮……下手に騒ぎだてると拘束されるぞ。
アルフィノ : 私は、アルフィノと言う。
ウルダハの民ではないが、この国の権力者に顔が利く身だ。
これも何かの縁、私で良ければ話を聞こう。
アルフィノ : Neoflow。
私は、彼女たちを連れ、一旦「クイックサンド」へ行く。
君もあとで来てくれるか。

クイックサンドのアルフィノと話す

ユウギリ : 我が名は「ユウギリ」。
我らは、東州オサード小大陸の辺境都市「ドマ」から、
海を越えて逃れてきた。

アルフィノ : 逃れてきた?
あまりよい言い回しではないようだが……。
ユウギリ : 我らの故郷ドマは、ガレマール帝国の属州だった。
……無論、望んでそうなったわけではない。

ユウギリ : 少し前の話だ……。
帝国内で次期皇帝の座を巡り、内乱が勃発した。
我らは、それを好機と考え反乱を起こしたのだが……。

ユウギリ : ……そう、敗れたのだ。
私はドマにいた同族を隠れ里へ逃がした後、
残った者たちを先導し、エオルゼアへと落ち延びてきた。
アルフィノ : まさか……。

ユウギリ : ああ、ご想像のとおり。
この世には、すでにドマという都市は存在せぬ。
帝国による粛清により、文字どおり滅亡したのだ。
アルフィノ : ……では、あなた方は、
この国に難民の受け入れを求めているのか。
ユウギリ : そうだ。
先ほどの港街……ベスパーベイといったか。
あの港の沖に、商船に擬装した大型船を停泊させている。
ユウギリ : 難民たちの多くは、帝国への反乱に参加した者とその家族。
我らは、その代表として交渉にきたのだ。
ユウギリ : どうにか、この国の王、あるいは権力者に談判できればと思い、
このウルダハまでやってきたのだが……
門前払いを食らっていたところだったのだ。

アルフィノ : 異邦の民がこぞって王宮に押しかければ、そうもなろう。
ユウギリ : だろうな、そこは浅はかだったよ。
ドマを脱出してからというもの、ろくに食事も取れず、
船の中には大勢の子どもたちもいる……焦っていたのだ。
ユウギリ : それに、ここに来るまでの間、
我らと同じような難民らしき群衆をみた。
……どうやら、この国もいろいろと複雑な事情らしい。
アルフィノ : なるほど、事情は理解できた。
我々にとっても、ガレマール帝国は敵だ。
いつ、あなた方と同じような境遇に陥るとも限らない。

アルフィノ : ……私が王宮に取り次いでみよう。
結果までは保証できないが、話くらいはできるはずだよ。
ユウギリ : それは本当か!?
アルフィノ : 任せてくれたまえ。
こうみえても、お偉い方には顔が利くのでね。
ユウギリ : かたじけない、助かる。
アルフィノ : しかし……ユウギリ殿。
あなたは、ずいぶんと変わった身なりをされている。
……それに、このエオルゼアでは見慣れぬ種族のようだね。
ユウギリ : この格好については、無礼を許してほしい。
姿形が異なる者が現れれば、いらぬ騒ぎを呼び兼ねない。
……そうした経験があるのでね。

ユウギリ : 我らは助けをこう身……
この地に不要な波風を立てたい訳ではないのだ。
アルフィノ : ……なるほど、それは賢明な判断だろう。
無礼だなど、とんでもない。
気にすることはないよ。
ユウギリ : 理解と心遣いに感謝する。
アルフィノ : では、私はさっそくラウバーン局長に話をしてこよう。
しばらくの間、この方々の面倒をみてやってくれ。

クイックサンドのユウギリと話す

ユウギリ : 準備を整える間もない逃避行でな……
すぐさま食料は底を突き、多くの犠牲を出した。
ここしばらくは、ろくな食事も摂れていない。
ユウギリ : せめて船に残してきた子どもたちだけにでも、
腹にたまるものを食わせてやりたい……。
どうか、この店の店主に、頼んでみてはもらえぬだろうか?

モモディと話す

モモディ : ……まあ、そんなことが!? あの方たちも大変だったのね……。
ちょうど大口の予約がなくなって、手配していた食材を
持て余していたところだから、喜んで提供するわよ。
モモディ : 余った食材をベスパーベイに転送するよう依頼書を作るから、
ザル回廊のサファイアアベニュー国際市場にいる、
「フリードウリッヒ」と「カテリーヌ」に渡してちょうだい。

フリードウリッヒに素材屋宛ての依頼書を渡す

素材屋 フリードウリッヒ : モモディさんから、食材の転送依頼だって……?
ああ、余っちまってる食材の件だな。
どれ、依頼書を見せてくれ。
素材屋 フリードウリッヒ : ……わかった、食材は転送するとモモディさんへ伝えてくれよ。
それにしても、また難民か……。
貧乏人が増えて、治安が悪化しなければいいんだが……。

カテリーヌに料理屋宛の依頼書を渡す

料理屋 カテリーヌ : モモディさんが、余らせた食材を転送したいって?
……いったい、どういうことだい。
依頼書をよく見せておくれよ。
料理屋 カテリーヌ : ……タダで食材を譲ろうってのかい、お人好しだねぇ。
まあ、こっちはお代を頂けてるから、いいんだけどさ。
モモディさんに、引き受けたと伝えとくれ。

モモディと話す

モモディ : お帰りなさい、依頼書を渡せたかしら?
……ふむ、無事に、食材はベスパーベイへ送られたようね。
さあ、早くユウギリさんにも教えてあげて!

ユウギリと話す

ユウギリ : 食料をベスパーベイへ送っていただいただと!?
……かたじけない、この恩は決して忘れはせぬ。
後ほど、私からも店主に礼を伝えなければ……。

アルフィノ : どうにか、不滅隊のラウバーン局長を通じて、
ナナモ陛下に取り次いできたよ。
ユウギリ : では……!
アルフィノ : ああ、謁見をしてくださるそうだ。
ナナモ陛下は、相談役たる「砂蠍衆」も招集された。
この国の権力者たちに談判できるぞ。
ユウギリ : ……かたじけない、恩に着る。
アルフィノ : よしてくれ、大したことではないよ。
……ただ、先程も言ったように結果にまでは責任を持てない。
何かしら、力になってはやりたいのだがね……。
ユウギリ : ……心得ている。
場を用意していただけただけで、ありがたい。
アルフィノ : では、「ロイヤル・プロムナード」に向かうとしよう。
ラウバーン局長がお待ちだ。

ロイヤル・プロムナードのラウバーンと話す

ラウバーン : ……来たか。
ナナモ様、それに砂蠍衆の面々は、すでに香煙の間でお待ちだ。
我輩たちも行くとしよう。

香煙の間

ユウギリ : 会談に応じていただき感謝いたす、砂の女王よ。
本来ならば、東方ゆかりの品々を持参し、
礼を尽くすべきところ……
ユウギリ : しかし、落ち人たる我らには、富も時間もありませぬ。
無礼を承知で、嘆願させていただきたい……
我らドマの民を、ウルダハに受け入れてくださらぬか。

ナナモ・ウル・ナモ : ウルダハ第十七代国王、ナナモ・ウル・ナモである。
……ユウギリといったか、まずは楽にされよ。
ナナモ・ウル・ナモ : アルフィノより、話は聞いている。
なんでも、ガレマール帝国に祖国を滅ぼされたというが……。

ユウギリ : 左様です、陛下。
……帝国は現在、次期皇帝争いを機とした内乱の渦中。
内乱の影響は帝都をもちろん、辺境にまで及んでおります。
ユウギリ : 我々ドマの民は、その混乱に乗じ、
ガレマール帝国からの独立戦争に挑んだものの敗北。
従属か滅亡か……帝国は見せしめに我らの都を焼いたのです。
ラウバーン : 貴公らは、ドマからの船で海を渡ったという。
難民の数はいかほどだろうか。
ユウギリ : 商船に擬装した大型船が一隻……。
その船倉には二百を超える同胞が、身を寄せ合っております。
……ただし我らも、ドマから逃れた船の一隻に過ぎませぬ。
ユウギリ : こちらで受け入れていただけるようなら、
可能な限り同胞を呼び寄せたいと願っております。
ユウギリ : 無論、タダでなどと都合の良いことは思っておらぬ。
我らを兵や働き手として使って構わない。

ラウバーン : どうであろう、砂蠍衆の方々。
テレジ・アデレジ : 良い提案ではないか。
第七霊災からこっち、復興やら開拓やらで、
人手が不足しているのは確かなのだ。
アルフィノ : 彼は「ミラージュトラスト」の総帥、テレジ・アデレジだ。
ウルダハ金融界を牛耳っている男さ。
ラウバーン : 異国の民だ……法の整備は必要になろうが、
それを前提とした上でも、
受け入れを検討してよいのではないか?

ロロリト : 残念ながら、賛成はできかねますな。
テレジ・アデレジ : なぜです、ロロリト殿。
ロロリト : 現状を見よ! 霊災難民とアラミゴからの流民で、
すでにウルダハは溢れているではないか。
しかも、そのほとんどは、すでに5年以上も居座ったままだ。
ロロリト : 不滅隊が打ち出した難民救済策により、
難民に支払う援助金は増える一方。
ロロリト : かつて「黄金都市」と呼ばれた面影もないほど、
国庫の状況は逼迫しておるではないか。
とてもではないが、異国の民など受け入れる余裕はない!
ロロリト : それに、近頃は難民による犯罪も増えている。
テレジ・アデレジ殿にも、報告があがっていよう?
ロロリト : 難民の多くは職を持てず、悪事に手を染めている。
今や、不滅隊と銅刃団を回しても、
検挙しきれぬほどになっているのだ。
アルフィノ : 彼はロロリト……東アルデナード商会の会長で、
百億ギルの男と言われるほどの富豪だ。
……砂蠍衆における、事実上の最高権力者だよ。

ナナモ・ウル・ナモ : ……ロロリト。
いくら財政が逼迫しているからとはいえ、
ユウギリの一団くらいの受け入れは可能なはず。
ナナモ・ウル・ナモ : 犯罪に関しても、きちんと法を引き直し……。
ロロリト : これはこれは……。
面白いことを申されますな、ナナモ陛下。
ロロリト : その法とやら、いつになったら、
王党派から提示していただけるのです。
ロロリト : アラミゴからの難民がザナラーンに集い、何年になります?
あの時も、法だ法だと言いながら、結局は、
放置同然にリトルアラミゴを渡しただけではありませぬか。

ラウバーン : 口が過ぎるぞ、ロロリト殿!
テレジ・アデレジ : しかし、人は宝だぞ。
将来的に、このウルダハを強くする礎となるやもしれん。
労働者としての受け入れを再度検討してみるのは……。
ロロリト : だから、テレジ・アデレジ殿はぬるいと言われるのだ。
……人や金は、国の柱だ。
国の礎は、堅固な統治にほかならない。
ロロリト : 今必要なのは、ウルダハを強くする礎だ。
風化した礎に柱を建てたところで、
ウルダハを強くすることなどできようか。
ロロリト : そういえば、テレジ・アデレジ殿。
最近は「プラチナミラージュ」も
売上が振るわないようではないか。
ロロリト : 安い賃金で難民をこき使った結果、
質まで落ちてきているのではないかね?

テレジ・アデレジ : クッ、ムム……。
ラウバーン : 双方、落ち着かれよ。
……では、採決を取りたい。
ラウバーン : ドマからの難民を受け入れるか、否か。
受け入れに賛成の者はこの場に残り、
反対の者は退出していただきたい。

ナナモ・ウル・ナモ : すまぬ、ユウギリよ……。
この国では、王の力などこの程度のものなのだ……。
ナナモ・ウル・ナモ : 王権は弱まり、今や砂蠍衆の合議なくして国は動かせぬ。
わらわが不甲斐ないばかりに……。
ユウギリ : いえ、ナナモ・ウル・ナモ陛下。
ご検討いただいただけでも、有難き幸せ。
テレジ・アデレジ : ……しかしロロリトの奴め、腹立たしい。
リトルアラミゴの現状は、
陸路による東方貿易を放棄した奴の責任もあるではないか。
テレジ・アデレジ : はるか遠方から必死の思いで来たのだ。
なんとかしてやりたいのだが……。
ラウバーン : ようやく、グランドカンパニーを軌道に乗せたというのに、
この国は未だひとつになり切れてはおらん。

ラウバーン : 共和派……いや、ロロリトが力を持ちすぎている。
このままではいずれ……。
ラウバーン : すまない、内輪の話だな。
一旦、外に出るとしよう。

クエスト『異邦からの来訪者』の報酬

D. N.はカララント:ライラックパープル×3を手に入れた。
D. N.は「幻術士」に4800ポイントの経験値を得た。

スポンサーリンク